茶碗抄・2冊/加藤義一郎/井上靖序文・畢生の大著/定価90000円/醍醐味豊かである・本書を机上に置けば名器の中に埋まる思いがするであろう

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茶碗抄・2冊/加藤義一郎/井上靖序文・畢生の大著//醍醐味豊かである・本書を机上に置けば名器の中に埋まる思いがするであろう

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	茶碗抄・2冊/加藤義一郎/井上靖序文・畢生の大著//醍醐味豊かである・本書を机上に置けば名器の中に埋まる思いがするであろう井上靖序文　昭和52年　×2冊　カラー貼り込み図版　厚さ約7cm　重さ約6.92kg　24㎝×32cm大判です。部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。カラー校正も数度にわたっているから、現品の姿をよく伝えて見事である。説明は撤に入り細を穿ち、しかも行文淡々としてよく意を伝え、一気に読了したくなるようになっている。先生によって始めて成し得た醍醐味豊かである。本書を机上に置けば、名器の中に埋まる思いがするであろう。先生はまた陶芸品の展示でその陳列に新味を発想されケースの背面と下部に鏡を置き、観者の影が映らぬようにして盤の背と底部を見ることができるよう工夫按配された。こういった陶芸品はもともと茶席で用いるもので、手に持ち唇に触れて観賞するのが本旨であるが、それを陳列して目と心で賞美することを始められたのである。この『茶碗抄』はそれに更に一歩をすすめて図録によって現品に接する方法を実行され本書となった。私は館で先生と多年机を並べたので、先生の孤高の心持をよく知っっている。それが陶器を通して情熱になって燃えているのである畢生の大著井上靖先年亡くなられた出席義一郎氏の「茶源抄」上下二巻は、氏の服生の大著であり、ひろく名著として知られているものである。単なる名器の紹介でもなければ、素盤の歴史の具体的展開といったものでもない。こよなく茶山を愛し、素課と共に生きた氏が、氏の心と別で選びとったものばかりが収められている。上巻百点、下巻百点、いずれも語ってみれば、氏自身の責任に於て選びとったものばかりである。名著の名著たるゆえんである。その解説も、高い見識と広い知識に支えられたもので、説き去り、説き来たり、順る懇切を極め、茶器に対するに独自の見解を披露して余すところないと言える。蒸器というものを愛する人の、そして茶器というものを骨の験から知っている人の文章である。今日、まだ慣てない茶器時代を現出している観があるが、この時に当って、名著『茶器抄』再刊の意味は極めて大きく、その果す役割も水、極めて大きいと思う。ゆうぱっくでの発送となります。中古品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。外箱傷、小汚れ、数か所小破れ。ページ小黄ばみ。ご理解の上、ご入札ください。もちろん読む分には問題ありません。129902

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